警察官のキャリアパス
警察官はどんなふうにキャリアアップしていくのか
警察官というと国民の生活を守るために仕事ですが、実際に私達がみている仕事とは別に、私達が知らない仕事もあります。
犯罪者を逮捕したり、交通違反を犯した人を捕まえる、また交番では道案内をしたり落し物の受付を行うなど様々な仕事を目にしています。
このほかにも人事や書類を作成管理する仕事もありますし、警察官の仕事は多岐にわたります。
警察官のキャリアパスをみてみると、沢山の仕事をしながら自分が目指す方向に頑張っている姿を見ることができるのです。
一般の女性が企業の中で昇進していくという事もまだまだ現代の日本社会の中で難しい事ですが、警察という組織の中でどのようにキャリアをあげているのでしょうか。
ある女性警察官のキャリアをのぞいてみました。
交番勤務から警部への道、女性警察官の道のりとは
小さい頃から交番のお巡りさんに憧れていたある女性警察官は、憧れの交番勤務となり、コミュニケーションを第一に考え日々を過ごしてきました。
地域の皆さんの様子を確認しに1軒ずつ自宅を訪問し、困ったことを聞くなどきめ細かい配慮をされていたようです。
それから5年経過し巡査部長に、ここでは性犯罪捜査指導主任という立場で活躍されています。
女性に対する卑劣な犯罪で被害にあわれた女性に対し、どのように接していけばいいか、悩みながらの毎日の中でも真摯に仕事に取組み、そこからさらに5年度、警部補に昇進しました。
警部補としての仕事はVIPを警備するという任務で、これまでとは全く違う人の警護という仕事に戸惑いつつも、警察という様々な任務をこなし、更に5年後、警部という立場になります。
ここでは県民広報・情報公開補佐というまた今までとは違う警察の仕事を国民に知らせるという仕事で、きめ細やかな配慮をされながら日々、奮闘されていたようです。
こうしてこの女性警察官は交番勤務から警部へとキャリアパスを構成してきたのですが、体力的な面でも男性と違いがある事等を理解しながらも、国民の安全を守るという仕事に男女差がないという事を実感されてきたといいます。
キャリアを積むという事は大変な事ですが、真摯に仕事に取組んできたことで、このキャリアパスを女性警察官として創り上げてきた姿勢は世の女性のお見本になるでしょう。